第二新卒ってなに?

はじめての転職活動

第二新卒ってなに?

桜咲く4月は、新しい環境で生活を始めることが多い季節です。
しかし希望と期待に胸躍らせる人たちばかり、とも言えないのが残念ながら昨今の現実です。
先日驚くべき記事がウエブサイトに掲載されていました。
「入社式の本日、退職してきました」、と。
新卒者のみならず、あらゆる世代の就職・転職環境は困窮を極める日本の不景気の最中、新卒者採用として職を得られたのは幸運と言えるでしょう。
第三者からすれば、なんともったいないことをするのかと思いがちですが、この年代ならではの考え方もあるのです。
そこには、「第二新卒」という新しいキーワードがあります。

「第二新卒」の定義とは、新卒として就職したものの3年程度で退職して再就職を目指すことを意味します。
「石の上にも三年」との諺にもあるように、社会人としてどんなことでも3年は継続して初めて会得できる域に達するための努力は必要でしょう。
しかし、入社から数年で退社を決意する背景は実に切実です。

第一に、入社して初めてブラック企業であったことを知った場合です。
ブラック企業とは、労働法等の法令に抵触している劣悪な環境下で社員を勤務させている会社を指します。
表向きには一般企業と変わらないため、仕事の現場に入って初めてその実態を知ることになるのです。
新入社員の場合、企業側と戦う術を持ち合わせていないことが多く、辞めることでしか逃れる道はないケースもあるようです。
第二に、新卒採用として内定していたが取り消しになったり、希望の企業の内定を獲得できなかったケースです。
希望の会社でない場合、働く意欲と意味を見失いがちになるため、転職を早いタイミングで探っている人もいるようです。
第三に、就職すること自体が漠然としていたが、働くうちに現在の仕事とは異なることを希望するようになったケースです。

1990年代初頭の「就職超氷河期」時代に就職が出来なかった人たちは、「就職浪人」と呼ばれていました。
しかし、氷河期時代をから20年程経ても就職が難しい状況には変わりありません。
そうした人たちにとっても「第二新卒」という呼ばれ方の方がいくらか救いがあるといえるでしょう。